描いてもらう?探して使う? イラストの選択肢を比較してみた!
イラストは、ポスターや冊子、webサイトなどを制作する際に
コンセプトをわかりやすく伝えたり、視覚的な魅力を与えてくれたりする頼れる存在です。
イラストが必要になった際、たとえ自分で絵が描けなくても、
著作権フリー、またはサブスク形式の素材サイトから
イラストを選んで使用できる昨今において、
イラストレーターに仕事を依頼する必要性とは、どのようなものがあるのでしょうか?
イラストが必要な際、どうすればいい?
イラストが必要だけど、用意するのが難しい・・・
そんな時に、気軽に使用できて、しかも高クオリティな素材サイトが世の中には多数存在しています。
その一部を紹介します。
● いらすとや
https://www.irasutoya.com/
もはやこのイラストを見ない日はないと言っていいほど有名な、フリー素材サイトです。
規約の範囲内であれば個人・法人、商用・非商用問わず無料で使用できます。
専門性の高いイラストも多いため、業種を問わず愛用されています。
● ソコスト
https://soco-st.com/
こちらも規約の範囲内であれば個人・法人、商用・非商用問わず無料で使用できるイラストサイトです。
シンプルで洗練されたイラストをベクター形式(Adobeのイラストレーターなどで加工可能な状態)でダウンロードできるのが魅力。
● shutterStock
https://www.shutterstock.com/ja
非常に有名な素材サイトです。サブスク型のデジタル素材サイトの先駆けであり、保持素材点数はなんと4億点超え。(2023年現在)
ロイヤリティフリーの素材を使用することができます。
(素材によって異なる場合があるので要確認)
わざわざ描き下ろしイラストを発注する意味は?
・ストックイラストのメリット
①クリエイターとのMTGが発生しない
②規約の範囲内で、自由に使用できる
③無料で素材が使用できる(有償もあり)
④自分で好きな絵柄を選べる
⑤許諾を得る必要がなく、すぐ使える
など
・ストックイラストのデメリット
①他の人も使用できるので、素材がかぶる
②オリジナリティがない
③専門性の高いイラストは、見つからない場合が多い
など
ストックイラストでは、わざわざクリエイターと情報をすり合わせる必要がなく、提供されているイラストを自由に使用できるメリットがあります。
しかし、提供以外のものを使用したい、気持ちを表現するイラストが欲しいと思った際に、ふさわしいイラストがない場合もあります。自由度が低いのがデメリットです。
・描き下ろしイラストのメリット
①他社の制作物とかぶらない
②オリジナリティが出せる(会社のロゴを入れる、コーポレートカラーを使うなど)
③細かく修正を入れながら制作できる
④製作者の想い、コンセプトを反映できる
⑤ターゲットに合わせたイラストを作成できる
など
・描き下ろしイラストのデメリット
①MTGの必要がある
②費用が多くかかる
③クリエイターを探す手間がかかる
など
描き下ろしイラストは非常に自由度が高く、クリエイターの技量や得意分野にもよりますが、表現できる範囲は無限大です。
何度かMTGしたり費用が高くなったりなどの手間と費用は発生しますが、自分の気持ちやイメージを的確に表現したい場合は描き下ろしイラストをおすすめします。
また、オリジナリティが大切な理由は、
単に個性や専門性をアピールするだけではなく、
「ブランドを守るため」でもあります。
制作物や広告物が他社のものとかぶってしまうことで、
ブランドのイメージを傷つける可能性もあるため、
意図を持ってイラストを考える必要があります。
イラストレーターの費用のうちわけ
イラストレーターの経歴やスキルにより単価は大きく変わります。
イラストの相場がわからないうちは、もしかしたら
1点あたりの費用を高価だな、と感じるかもしれません。
しかし、イラストレーターの費用の内訳には以下の項目が含まれています。
・提案費
イラストそのものの値段。スキルや経歴により大幅に変わる
・製作費
依頼内容に沿った構図、タッチの提案、
正しく書くためのリサーチに費やす時間、
内容を共有するためのMTGの時間など
・修正費
意見を反映した修正に対してかかる費用
・諸経費
イラストを描く機材(デジタル、アナログ)
MTGのためにかかった交通費や場所代など
まとめ
今回はストックイラストと描き下ろしイラスト、それぞれの利点をご紹介しました。
時間がなくサクッと制作を進めたい場合はストックイラスト、
オリジナリティを大切にしたい場合は描き下ろしイラスト・・・というふうに
シチュエーションに合わせたイラストを選択してみてはいかがでしょうか?
イラストを使用した制作をお考えの際は、ぜひピースにご相談ください!