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キャッチコピーってなんですか?ピースが考えるキャッチコピーの定義

広告やWebサイトでしばしば見かける「キャッチコピー」
そもそも、キャッチコピーって何なのでしょうか。

辞書で調べると、
《(和)catch+copy》人の注意をひく広告文、宣伝文。
<引用:デジタル大辞泉>
人の注意を引く宣伝文句。 <引用:Oxford Languages>

とあります。

一見すると、気の利いた言葉や、あっと驚くような言葉を想像されると思いますが、
キャッチコピーには、大切な役割があります。それが、矢印。
とある商品を紹介する際に、「こんな使い方をするものだ」と商品の役割を伝えたり、商品が手元にあることで「こんな暮らしに変わりますよ」と伝えたりと、印象や想像といった人の気持ちが向かう方向を指し示してくれるのです。

弊社の実績にある「実践女子大学 ブランディング事業」を例に
もう少し、詳しくご説明します。
そもそもこの事業は、「源氏物語」は原文を切断する古筆切をつなぎ合わせて、発見されていない内容を見つけ出すという研究で、その認知を訴求するという案件でした。

事業申請を行った報告資料から、この研究の意義や魅力を抽出し、
制作したキャッチコピーが「その物語の真実は。」です。
作られたコピーを軸にデザインを検証し、この事業の魅力を可視化していきます。

(ラフでの検証)

(完成図)

この制作では、この事業の目指すゴールから逆算し、私たち生活者にとってどんなベネフィットがあるのかを表現することができたと思います。
キャッチコピーは、クライアントと生活者の共通点を探し、
矢印を作ってあげることだとピースは考えています。


先述したものは、一例ですが、私たちの周りにはいろいろな言葉があり、思いや考えを言葉という矢印にして表現されています。
例えば、企画の方向性やプロジェクトの目的。もっと大きな話になると、会社の方向性、ビジョンに至るまで。これらはそこに関わる、多くの人の言葉を集約し、一つの方向を指し示したものです。いろんな想いを集約し、矢印をつくることで、みなさまの課題の解決につながればと思っています。

ピースでは、コピー制作も承っています。
貴社の中で、「考えがまとまらない」、「コンセプトを定めたい」というご要望がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

クライアント:アローコーポレーション様

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