クリエイティブチームでLINEスタンプ作ってみた。
ピースでは、毎週金曜日にクリエイティブミーティングを開催しています。(詳しくは、過去のblogから)
日々のインプットとアウトプットを習慣化することを目的としていますが、一歩間違えてしまうと、思考がロジック頼りになり、アウトプットそのものが仕事・業務化となってしまう課題感もあります。なので、楽しく取り組めることで自分ごと化できる、これを繰り返していくことで習慣化につながるのではないかと考えます。
中でも、クリエイティブチームはトレンドに敏感でありたく、日々、新しいことへの感度を高めています。そんななか、LINEから新機能が発表されました。LINEスタンプを自由に組み合わせて一つのスタンプとして送信できる「スタンプアレンジ機能」に着目。これは面白いことができるのでは?とクリエイティブミーティングの議題とし、早速、クリエイティブチームで取り掛かることにしました。
検証目的は2点
→ LINEスタンプアレンジ機能は商材化できるのか?
→ 制作したスタンプはコミュニケーションツールとして効果的なのか?
上記の2点を意識しながら、スピード感を持ち、遅れを取らずに真っ先に形にしてみることにしました。
3チームに別れ、各チームが打ち出したコンセプトをベースに3週間で進行。
今回は、スタンプアレンジ機能を使った組み合わせチームのプロセスをご紹介します。
どうせ組み合わせるなら、バリエーションを最大限引き出したい
3,000通りできる福笑いスタンプ
福笑いスタンプ制作チームメンバーはアートディレクターとデザイナー、モーションデザイナーの計3名。初回ミーティングでは、福笑いのように「目と鼻」、「口」、「感情表現の絵文字」「メッセージ」の4パターンをいくつか用意し、自由に組み合わせることで、新たなスタンプを作り出す楽しみや、配置や大きさでオリジナリティを発揮する楽しさをユーザーに提供できると考えました。さらに、ただ組み合わせスタンプを提供するだけでなく、それぞれのパーツが動くアニメーションスタンプはまだ世の中に公開されておらず、「日本で一番最初に、動く組み合わせ専用スタンプを作ろう!」と、スピード感を持って取り組みました。
美大出身のデザイナーにとってイラスト制作はお手のもの。なので、タイポグラフィの言葉選びや絵文字の動き方をチーム内で役割を分け、「絵文字」担当、「メッセージ」担当と分担をしました。
制作課程は、Adobe Illustratorで作成されたAIデータをクラウド上で共有。できたデザインから順にモーションを付けていきます。モーションはAdobe After Effectsを使って、けたたましい動きや、可愛らしさを表現していきました。連番でPNGファイルを書き出し、LINEスタンプのレギュレーションに則って、APNG形式で出力しています。
スタンプ申請時のトラブル
APNG書き出しソフトでも出力チェックをしてくれるので、入稿は完璧だと思っていても、LINE運営側からエラーメッセージの修正対応が何度か戻されてしまいました。とりわけ「フレーム数が足りない」というエラーで引っかかることがしばしば。元データをみても5フレーム以上20フレーム以下に収めているのですが、原因がわからないため再度書き出し直すことが2回ほどありました。
検証をした結果、おそらく元のPNGのファイル名が原因の可能性があり、念の為半角英数字のみできちんと連番にするようにした結果、2回ほどやりとりを経て無事入稿完了しました。
クリエイティブMTGから生まれたピースクリエイティブチームのスタンプショップ
平和商店、開業です。
ストア公開後にしっかり検証してみました!
→ LINEスタンプアレンジ機能は商材化できるのか?
取り組んでみたところ、プロダクトとして形にすることまでできました。作り方などもしっかりと理解し、スタンプは商材として(必要に応じて)しっかりとご提案することができそうです。
→ 制作したスタンプはコミュニケーションツールとして効果的なのか?
実際使ってみたところ、コミュニケーションツールとしての効果も抜群でした。なにより、自分たちで作ったオリジナルなので愛着も沸き、使用頻度は高めです!
オリジナルのスタンプを作って、社内外でのプロモーションに使ってみたい!コミュニケーションツールとして使ってみたいなどのご要望がありましたら、是非、ピースにお声がけください。
オリジナルモーションスタンプ制作予算例
お打ち合わせから公開まで1ヶ月~ / 30万~
(内容によりご相談)