Life is Peacefull vol.3
共に働くメンバーの「価値観」や「多様性」を尊重し、理解し合う、認め合う会社でありたい。
そのために、仕事での関わりだけでなく、一人一人が大切にしているプライベートの暮らし、
「モノ」「コト」「ジカン」についてもお互いにシェアしていこう。
そんな想いではじまったプロジェクト『Life is Peacefull』
vol.3は、ウェブディベロッパーの隅が登場。マストアイテムの白シャツについても聞きました。
(文章:大類瑞穂 / 写真:玉浦良則 / 編集:藤田佐知子)
関西から東京へ。紆余曲折を経てピースへ入社
関西出身の隅さんが、東京へ上京してから8年ほどが経ちます。
当初ピース大阪に勤務していた隅さんは、ピース東京にヘルプで行ったことがきっかけとなり、
それ以降ずっと都心での生活を送っています。
「会社から声がかかったときは、良い機会だと思い東京に来ました。
関西に戻りたいと考えたことはあまりないですね。
関西と東京どちらの環境も良いのですが、結果的にずっと東京に住んでいます。」
学生時代には、美術系の大学で油絵を描いていた隅さん。
学業だけではなく、いわゆる一般的な大学生のように様々なアルバイトも経験しました。
夏休みには社員の方とタッグを組んで自動販売機に飲料を補充する仕事もしたそうです。
大学卒業後はフリーターを経てピースへ入社し、現在に至ります。
賃貸住宅で快適に暮らすための工夫
隅さんは現在、西武池袋線沿線の秋津という場所で暮らしています。
「結婚を機に今の家に引っ越しました。もともと同じ沿線に住んでいたので、
より家賃を抑えられるところに移動したという感じです。他のエリアの物件も探しましたが、
やっぱり会社のある池袋に1本で行けることや所沢という大きな街が近くにあることが決め手でした。」
物件を選ぶ際に「小綺麗さ」は譲れないポイントだという隅さんは、
築10年ほどの綺麗なアパートで生活しています。
賃貸住宅で快適に暮らすための工夫を紹介してくれました。
賃貸の家で暮らす場合、壁を自由にカスタマイズすることが難しいですが、
そんな悩みを解決してくれるのが壁に貼ってはがせる「ウォールステッカー」。
画鋲やネジが不要なので、壁を傷つけずにお部屋の印象を変えてくれます。
いろんな柄や模様があるそうで、隅さん宅では植物と魚の柄のステッカーを愛用していました。
空間を彩るお気に入りの雑貨たち
インテリアはパートナーと相談して決めているという隅さん宅。
すっきりとした部屋の中に飾られた個性的な雑貨たちが目を引きます。
各雑貨について、エピソードを交えて語ってくれました。
「この貝殻は初めて江ノ島に行ったときにお店で購入したものです。
江ノ島には、妻と朝ヨガをしに行きました。妻の友達がヨガの講師をしているんです。
ヨガは少し疲れますね。ただ、誘われたら参加する程度なので、効果あるのかなあ。」
さらに部屋を見渡すと、仲良くじゃれ合う二匹の姿がありました。
三鷹の森ジブリ美術館を訪れた際に連れて帰ってきたぬいぐるみだそうです。
他にも、昔猫を飼っていたことから購入したという木彫りの猫の置物など、
お気に入りの雑貨が数々の記憶や思い出と共に空間を優しく彩っています。
場所や環境にパフォーマンスを左右されない
リモートワークに向いている職種として必ず上位にランクインするのがウェブディベロッパーなどのエンジニア職。
しかし、オフィス以外の環境でも実力を発揮できるかどうかは、その人の適性にもよります。
「リモートワークのときはダイニングで仕事をすることもありますが、リビングで正座をしてやることが多いです。
モニターなどは必要ないので使っていません。オフィスと自宅を比べて、働きやすさは特に変わらないですね。」
これからますます働き方が多様化していく時代において、
場所や環境に左右されずにパフォーマンスを発揮できることは、隅さんの強みの一つです。
隅さんは長年ウェブディベロッパーとして働いてきた中で別の仕事をやりたいと思ったことはなく、
今後も今の仕事を続けていくつもりだと言います。
生地の違いを楽しむ。こだわりの白シャツ
部屋の壁にずらりと並ぶ白シャツ。
このシャツは、白シャツにジーンズという普段の隅さんのファッションには欠かせないマストアイテムです。
コーディネートのポリシーについて、隅さんは語ります。
「スティーブ・ジョブズは決断の回数を減らすために、毎日同じ服を着ているじゃないですか。
そんな彼を意識しているんじゃないかと僕に言う人がいますが、何も意識していません。
むしろ、どちらかといえば吉田栄作さんの影響を受けています。
多分、僕は白色や生地の違いが好きなのだと思います。」
1週間は足りるように7着はあるという白シャツは、それぞれ異なるメーカーのもので、
生地や素材も微妙に違い、隅さんはその違いを楽しんでいます。
数ある白シャツの中でも一番のお気に入りは、しわくちゃ素材のシャツだそうです。
パートナーとの結婚、特別な白
隅さんとパートナーはイベントがきっかけで出会い、お互いどちらからともなく惹かれていきました。
パートナーについて隅さんは「人懐っこい性格で田舎の雰囲気の人」だと表現しています。
「結婚については、良い人がいればしようかなというスタンスで、無理にする必要はないと思っていました。
妻との結婚の決め手は、悪い人じゃないなと思ったことです。『結婚しよう』と僕からプロポーズしました。」
結婚式は挙げずに、渋谷にあるフォトスタジオでタキシードとウェディングドレスを着て撮影。
撮影した写真は、アパートの部屋の壁に飾られています。
普段の白シャツ姿とは異なる特別な白い衣装に身を包まれてややきりっとした表情の隅さんと、穏やかな笑顔のパートナーが印象的です。
周りにあるものをただ眺めている時間が大切
休日は、気ままに散歩をしながら過ごすことが多いという隅さん。
「ぶらぶら散歩をして、なんとなく周りにあるものをただ眺めているような時間を大切にしています。
ほどよく自然がある場所で道端の草を見たり、自然の中にいる動物を偶然見つけたり。
家の形を見るのも好きです。こだわりが感じられる家とか、変わった苗字の家とか。
僕には、ぶらーっとしている時間が必要なんだと思います。」
また、最近ハマっているという宮崎辛麺を食べた後に激しい睡魔に襲われ、そのまま眠ってしまうこともしばしば。
仕事ではウェブディベロッパーとして、デジタルの業務を生業とする隅さんだからこそ、
プライベートではのんびりとした時間やほどよい自然に囲まれた生活を送ることでバランスをとっているのかもしれません。
心地良い空間や時間があることが幸せな暮らし
隅さんにとっての「幸せな暮らし方・あり方」について尋ねました。
「心地良いと感じられる空間や時間があることが、僕にとっての幸せな暮らしです。
綺麗な場所に住んでいることや散歩している時間などがそうです。」
江ノ島の貝殻、木彫りの猫、しわくちゃの白シャツ、気ままな散歩、道端に咲く植物…。
隅さんの幸せな暮らしを体現している物や行為は、いずれもどこか素朴で自然を感じさせるものばかりです。
人によって幸せの定義は異なりますが、案外幸せとは自分のすぐそばにひっそりと存在しているのかもしれません。
隅さんは、無意識のうちに自分が心地良いと感じるモノ、コト、ジカンを日常生活に取り入れ、幸せな暮らしを実践しているようでした。
最後に今、幸せかどうか尋ねると「そうですね。幸せです。」という言葉が返ってきました。
初めて江ノ島にいった際に購入した貝殻。
美術館から連れて帰ったジブリのぬいぐるみ。
植物デザインのウォールステッカー。お部屋の印象が一気に変わる。
毎日のコーディネートに欠かせない白シャツ。
リビングにて正座で仕事をする隅さん。
ミニオンズのキャップはパートナーからのUSJ土産。
花が咲くこともあるというサボテン。
個性的な雑貨。壁にはスタジオで撮影した写真も飾られている。
隅さんがハマっているというHARIBOと宮崎辛麺。
ほどよい自然がある近所のお散歩スポット。
川に偶然姿を現したサギ。