結果を出すLPとは?WEBマーケティングで成果を出すために必要なポイント
Webマーケティングにおいて、LP(ランディングページ)は重要な要素のひとつです。LPのクリック率や成約率を高めるには、ポイントを押さえて制作しなければなりません。この記事では、LPで成果を出すために必要なポイントを解説します。
LPの役割とは?
LPは、自社の広告をクリックして最初に訪れるページです。そのため、興味を抱いたユーザーに対して以下の情報を示す必要があります。
- 1.購入の判断に足る情報
- 2.意思決定を後押しする
広告と比較すると、長時間ユーザーと接するため、より多くの情報を提供することが可能です。たとえば、競合と自社製品を比較したときの優位点や購入した際、得られるベネフィットをユーザーに示し、コンバージョンにつなげることがLPの役割です。
つまり、優れたLPを制作することによって成約率を高められるようになります。
LPを制作するうえで理解しておきたいユーザー心理
LPを制作する際、以下のユーザー心理を理解したうえで取りかかる必要があります。
- 1.あらゆる商品を比較する
- 2.基本的に購入したくない
スマートフォンが普及したことにより、子どもから大人まで誰もが欲しいものに関する情報を手に入れることができます。そのため、自社の広告をクリックしてLPに訪れたとしてもすぐに購入してくれるユーザーはほとんどいません。たとえば、住宅や自動車などの高額商品を購入することを想像してみてください。
一番最初に訪れたお店で、店員が勧めた商品を買うような人はほとんどいないでしょう。あらゆる商品やお店を比較して、自分にマッチするかを検討するはずです。これはLPにおいても同じことがいえます。
また、ユーザーは毎日のように広告を目にします。表示された広告の商品をすべて購入する人はおそらく存在しないでしょう。広告表示された人の中から購入に至るひとはほんの僅かしかいません。
基本的にユーザーは買いたくないと考えていると想定し、そこからLPを設計することが求められます。
LPで成果を出すために必要な4つの訴求ポイント
成果を出せるLPを作るには4つの訴求ポイントを押さえておかなければなりません。ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。
①ファーストビュー
ファーストビューはLPのページへ遷移した際、スクロールしない状態で表示される場所を指します。ファーストビューの主な構成要素は以下の通りです。
- ①メインビジュアル:ベネフィットを一目で知れる画像イメージ
- ②メインコピー:ベネフィットを伝えるテキスト
- ③サブコピー:メインコピーを補足するテキスト
- ④権威付け:ユーザーに信頼感を与えるコンテンツ
- ⑤行動喚起:購入や問い合わせなどの「ユーザーに取ってもらいたい行動」に誘導するリンクなど
ファーストビューでは、LPへ訪れたユーザーに商品やサービスを利用する魅力をシンプルに伝える必要があります。また、ページを読み進めてもらうきっかけをユーザーに与えることが役割です。
②導入文
導入文は、ファーストビューから画面スクロール場所に設置します。ファーストビューで訴求した内容に共感してもらい、自分ごと化させることが導入文の目的です。商品を利用することで得られるベネフィットを伝え、自分のために作られたページだと感じさせるテキストを配置します。
また、導入文を構成する際、商品のメリットや特徴ばかりを書いてはいけません。大切なのは、商品を使ったときに得られるポジティブな将来像をイメージさせることです。
たとえば、健康食品であれば「商品の良さ」や「コスパ」などを記載しても、購入後のイメージが湧きづらいために購買意欲が刺激されません。どのような効果が得られるかよりも、「この商品で活力が生まれ、健康で明るい明日が迎えられる」のように、商品やサービスによってどのような変化が自分に起きるのかを連想させるようなテキストを記載しましょう。
また、自分ごと化してもらうには、課題を示して共感を得なければなりません。こちらも例を示すと「〇〇でお悩みはありませんか?」や「〇〇でお悩みの方に」などのような問いかけや、商品を選んだ際に得られるメリット、訴求したいポイントの箇条書きなどの構成がよく使われています。
③商品の詳細情報
導入文で共感を得て、興味が深まったユーザーに対して商品の詳細情報を伝えるセクションです。ユーザーに詳しい情報を伝えることで、ユーザーの問題を解決できる商品であることを理解してもらう役割があります。
商品の機能性やスペック、配送方法のような基本情報や、専門家の意見や利用者の声、数値など、商品やサービスが主張している内容を裏付けるデータを記載します。
さらに、企業情報や申し込みの流れ、Q&Aを網羅することによって、ユーザーに安心感を提供して、購入へのハードルを下げるように構成しましょう。
④クロージング
ファーストビューから商品の詳細情報まで読み進めたユーザーは、強い関心を持っているといえます。クロージングのフェーズは、このユーザーに向けてコンバージョンを促すセクションです。ここで離脱されないようにユーザーの背中を押してあげることが、クロージングが担う役割だといえます。
期間限定や初回購入価格など、すぐに申し込むと得られるメリットを明示するのは、よく使われる手法です。また、申し込みをする際、多くの個人情報を入力するため、煩雑に感じてしまい離脱してしまうこともあります。
そのため、フォームへの入力を簡単に感じさせる工夫も重要です。
まとめ
LPで成果を上げるには、LPの役割とユーザー心理を理解したうえで、訴求ポイントごとに適切な役割を果たすことが求められます。この記事では、それぞれの項目を詳細に解説しましたので、LPを制作する際、ぜひ参考にしてみてください。
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